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ジャンルの聞き分けは 配点も低く、範囲も広いため 
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要素試験 ジャンルの聞き分け 資料

飛鳥時代
701年   雅楽(ががく):
                      朗詠(ろうえい):雅楽の一種で雅楽器伴奏の歌唱
                      催馬楽(さいばら):雅楽の一種で雅楽器伴奏の古い民謡

奈良時代
平安時代
        
今様(いまよう)

鎌倉時代 平曲(へいきょく): 琵琶弾き語り 平家物語を盲人が琵琶の伴奏で語る音楽。平家琵琶、平家ともいわれる。


室町時代 能楽地謡(じうたい)「斉唱(男8人)による謡うたいのみを担当する」と
          囃子(はやし)「下手より 太鼓方、大鼓(おおづつみ)方、小鼓(こづつみ)方、笛方(能管)」各1名で担当する。
          
 四拍子とは、能に使用される 太鼓、大鼓、小鼓、笛(能管) の4つの楽器の総称である。

         謡曲(ようきょく)・謡(うたい)=立方と地謡によって謡われ、独唱か斉唱である。
          
謡曲の一部分を取り出して祝ギヤ儀や遊興で謡われました。この短い一節を小謡といいます。
          おめでたい謡として結婚式に欠かせない謡曲「高砂や この浦舟に〜」が有名


    声明(しょうみょう):仏教の経典音楽。 和賛


江戸時代 歌舞伎  

歌舞伎の代表音楽は 長唄(ながうた) と 浄瑠璃(じょうるり)「常磐津(ときわず)」と「清元(きよもと)」です。

黒御簾(くろみす)音楽・下座(げざ)音楽・蔭囃子(かげばやし)  
歌舞伎の伴奏音楽。  黒御簾:下座音楽を演奏する場所(下手で黒板で囲まれている)。
出囃子:伴奏者が舞台で演奏。


長唄(ながうた):
長唄の流派:
杵屋宗家、杵五、杵六、杵勝、杵正、杵弥、杵彌、杵徳、吉住、花垣、稀音家、芳村、東音会、鳥羽屋、研精会

もともと歌舞伎舞踊の伴奏音楽に始まり、 その発展の上で、地唄、浄瑠璃、などの歌詞や旋律をとりいれた細棹芸術である
現在ではその系統的な分類は、 専門家の手においても困難とされる、 きめられた節を持たない三味線音楽。

三味線には、棹の太さによって 太棹・中棹・細棹 の3種類あり。
太棹(ふとざお)は義太夫節、
中棹(ちゅうざお)は常磐津節・清元節・新内節・宮園節・小唄など、
細棹(ほそざお)は長唄・端唄・河東節・荻江節などに用いる。


「長唄」は、舞台中央に雛壇を設け、唄・三味線・囃子(はやし)連中がズラリと居並ぶ形で演奏される、
囃子連中が舞台へ出て演奏するのは、この「長唄」だけで、これを「出囃子(でばやし)」と言い軽快な囃子のリズム感が特徴。

長唄演奏のもっともオーソドックスな演奏形態:
長唄を演奏するときは、最低でも唄と三味線、賑やかになるとお囃子も入れて演奏されます
通常は舞台に向かって左が唄、右が三味線で、
一列に並びます(お囃子が入るときはお囃子の後ろの段に並びます)。大人数になると2列以上に並ぶこともあります。
数えるときは、唄を枚で三味線を挺で数えるので、三味線4人と唄4人なら4挺4枚と言います。唄も三味線も、真中から順に
タテ、ワキ、三枚目…と呼びます。また、一番端の人はトメまたは巻軸(かんじく)といい、大変重い役です。
尚、上調子のある曲はトメの場所に上調子が座ります。
上調子のある代表的な曲としては、「勧進帳」「鞍馬山」「秋の色種」「吾妻八景」「助六」「賤機帯」「外記猿」などがあります。
長唄名曲選:
勧進帳、末広がり、汐汲、越後獅子、紀州道成寺、明の鐘、京鹿子娘道成寺








浄瑠璃(じょうるり):
浄瑠璃 説明
三味線と語り方(太夫) 
浄璃瑠等の弾き語りは、音曲を演奏する場合における語りと三味線を
1人で行う
邦楽で「三ちょう二まい」とは、三味線が3人、太夫(語り手)が2人
長唄は唄ものといいますが、これに対して、俗に言う語り物です。
これらの音楽は現在、長唄ほどの人口を持っていません。この違いは、楽譜が世間一般に出回ったか否かだと私は考えます。

歌舞伎浄瑠璃: 常磐津節、清元節 が歌舞伎(おもに舞踊伴奏)に結びついて発展。
 常磐津節:  初世常磐津文字太夫(ときわずもじだゆう)(1709−1781)に始まる江戸浄瑠璃 
          曲風は、歌と語りが平均して 発声は自然で素朴。三味線は中棹

 清元節:  19世紀初めに創始され、歌舞伎舞踊の伴奏音楽や、音楽そのものを鑑賞する素浄瑠璃
(すじょうるり)として発展した。
        発声法は非常に技巧的で 特に高音域では裏声を用いる。浄瑠璃の中で最も歌い物の要素が多い。
        三味線は中棹だが 浄瑠璃を聞かせるため派手でに奏しない。 太夫 3人、三味線 2人 が原則で囃子が入る事もあり。

人形浄瑠璃(文楽): 義太夫節 の伴奏による あやつり人形劇。
              太夫(たゆう)1人、三味線 1人が原則、太棹(ふとざお)で重量感ある音が特徴

お座敷浄瑠璃/純演奏用浄瑠璃: 劇場にあまり関係しない浄瑠璃
 新内(しんないぶし) 河東節(かとうぶし)、一中節


       古曲(こきょく): 河東節、一中節、宮薗節、荻江節(長唄) 4種の総称。


端唄はうた(江戸端唄): 三味線(細棹)伴奏の短編歌曲 清元節で曲中で端唄を抽入する習慣になった(うた沢、小唄 は派生したもの)
小唄:三味線は細棹 テンポが速く粋な音楽(元祖は清元の端唄) 

             うた沢(うたざわ); 端唄の刷新を志しておこしたもの。
             小唄(こうた): 軽快で粋な細棹音楽
             都々逸(どどいつ): 俗曲の一種
             大和楽(やまとがく): 新しい傾向の邦楽


筝曲(そうきょく) 
生田流:関西 角爪 地歌が主     地唄(地歌)じうた:上方唄の別名 弾き歌い 三味線(中棹)技巧は繊細
山田流:関東 丸爪 歌本位の筝曲が始祖 

筝(琴)は、池田流と山田流では琴爪の形状が異なるので、マイク設置位置を決定するときには配慮が必要となる。

筝曲の演奏では、一般に、(琴)は下手側、 三弦(三味線)は上手側に 配置される。

三曲: 下手より 箏、三味線、尺八 の合奏(箏、尺八、三味線の順は?)
筝=一面又はひと船 と数える

地歌/地唄(じうた):地歌と筝曲は、密接しているので ひとまとめに扱われる。


民謡: 
演奏において使用される楽器は、尺八、琴、横笛
鐘(チャンチキ)や〆太鼓(しめたいこ)等の打楽器類
 民謡の演奏でお囃子(おはやし)とは、楽器、声の伴奏

日本民謡の尺八は、唄と同じキーでメロディをなぞり、唄とのバランスも唄と同じか若干小さめにする。
     甚句(じんく): 民謡の一種 相撲甚句、草刈甚句、などがある。
     木遣(きやり): 民謡の一種 労働歌

浪花節(なにわぶし)・浪曲(ろうきょく)

詩吟(しぎん)・吟詠(ぎんえい)
詩吟=漢詩に一定の旋律をつけ吟詠するもの
普通は無伴奏だが 箏、尺八伴奏も多い 独唱が主だが斉唱もある


 ガボット: 試聴 17世紀フランスの舞曲が原型 中位のテンポで2/2拍子
マズルカ: ポーランド民族舞踏が原型 3拍子 ショパンのピアノ曲に多い
ポロネーズ: ポーランド舞曲 3拍子中位の速さ 壮大で祝祭の気分を持つ ショパンのピアノ曲に多い
ボレロ: スペイン舞踏 3拍子 ラヴェルのボレロが有名
ギャロップ: 速度のはやい輪舞  オッフェンバックが天国と地獄に使用
スケルツォ: 3拍子の快活な曲 ベートーヴェンの3楽章目に多い
ブーレ: フランス舞曲が原型 速い2拍子 バッハの組曲に多い

16世紀から近代までに消長した舞曲一覧表:

舞曲名 読み 発祥地 拍子 形式 特徴
allemande アルマンド ドイツ 4/4 二部形式 やや急速な曲。流麗、荘重で豊かな和声。組曲の最初におく。
bolero ボレロ スペイン 3/4 三部形式 生き生きとして、特性のあるリズムを持っている。
bourree ブーレ フランス 4/4 二部形式 軽快、力強い。
branle
brawl
ブランル
ブラウル
フランス イギリス 4/4
3/4
二部形式 活気のあるものだが、かなり粗野。
courante クーラント フランス 3/4
3/2
二部形式 急速で軽快、3/2のものは終止の個所で拍子を変えることがある。
czardas チャール
  ダ
ーシュ
ハンガリー 3/4
2/4
一定しない 熱情的変化に富む。
furiant フリアント ボヘミア 3/4 一定しない きわめて急速で熱情的。
galliarda ガリアルダ イタリア 3/2
2/2
二部形式 活気があり、喜ばしげな曲調。
galop ギャロップ 不明 2/4 二部形式 急速で陽気な曲調。
gavotte ガヴォット フランス 4/4
2/2
二部形式 中庸の速さ。明快なリズムを持ち、時に威厳がある。
gigue
jig
ジーグ イタリア 6/8
12/8
3/8
二部形式 非常に急速、喜ばしげで陽気。組曲の最後に置く。
habanera ハバネラ スペイン 2/4 一定しない 優美なもの。リズムに特徴がある。 ビゼーのカルメンが有名
hornpipe ホーンパイプ イギリス 4/4 二部形式 急速、軽快、精力的な曲。ホーンパイプという楽器の名から起ったもの。
jota
aragonesa
ホタ
アラゴネーザ
スペイン 3/4 自由 活気と情熱をそなえた自由なワルツと言えよう。
loure ルール フランス 6/4
4/4
二部形式 ゆっくりした速度だが、堂々としている。
malaguena マラゲーニャ スペイン 3/8 繰り返しの ついた形式 やや肉感的な曲調で、ギターとカスタネットを伴奏にする。
march マーチ 各国 2/2
4/4
一定しない 行進のリズム。
mazurka マズルカ ポーランド 3/4 一定しない 急速で輝かしいが、時に悲哀なものや陽気なものがある。
menuet メヌエット フランス 3/4
3/8
二部形式
三部形式
中庸の速さ。上品で優雅なもの。
musette ミュゼット 不明 3/4 二部形式 袋のついた楽器ミュゼットまたはバグパイプを伴奏とする牧歌ふうのもの。メヌエットやガヴォットのトリオ部にも用いられる。低音部に維持音を持つ。
passacaglia パッサカリア イタリア スペイン 3/4 一定しない ゆっくりした曲で、低音部に一定の主題を繰り返し、高音部でこれを装飾する。
passepied パスピエ フランス 3/4 二部形式 軽く、上品で活気がある。
pavane パヴァーヌ イタリア 2/3 二部形式 壮麗、華やか。
polka ポルカ ボヘミア 2/4 多くは
三部形式
軽快で活気がある。
polonaise ポロネーズ ポーランド 3/4 一定しない おおらかで典雅だが活気がある。特定のリズムを持つ。
rigaudon リゴードン フランス 2/4
4/4
一定しない 元気で軽快。
saltarello サルタレロ イタリア 6/8
3/4
一定しない 活気のあるリズムの飛び跳ねるような曲調。
sarabande サラバンド スペイン 3/2
3/4
二部形式 緩やかな曲。時に気品を帯びたり劇的になったりする。
seguidilla ゼギディリア スペイン 3/4
3/8
一定しない 即興的で、急速かつ陽気、時に勿体ぶったところがある。
siciliano シシリアーノ シシリア 6/8
12/8
二部形式
三部形式
ロンド形式
牧歌的で優美な曲調。
tango タンゴ メキシコ 2/4 一定しない 中庸の速さで、リズムに特徴がある。
tarantella タランテラ イタリア 6/8 一定しない 非常に急速で熱情的。
walzor ワルツ ドイツ 3/4 二部形式
三部形式
優美なもので、テンポの変化がある。
ファンタンゴ スペイン 3拍子 フラメンコ音楽が代表  グルックのバレー ドンファンなどにあり

クラッシック形式の聞き分け:
 八重奏曲: 8個の独奏楽器による室内楽。弦楽八重奏(Vl 4, Vla 2, Vc 2)はメンデルスゾーンのop20が有名
                                  管楽八重奏はモーツアルトのセレナードK338
七重奏、六重奏、五重奏曲 は さまざまな独奏楽器の組み合わせがある。

四重奏曲:
        弦楽四重奏曲=バイオリン 2台、ビオラ、チェロ
        ピアノ四重奏曲=バイオリン、ビオラ、チェロ、ピアノ   他にフルート、オーボエ など
        木管×4、ホルン×4、金管×4、SAX×4 による 四重奏曲あり

三重奏曲: ピアノ三重奏曲が多い ピアノ、バイオリン、チェロ
        弦楽三重奏(Vl,Vla,Vc)


狂詩曲(ラプソディ):
 自由でファンタジー的  リストのハンガリー狂詩曲、ガーシュインのラプソディ・イン・ブルー

奇想曲(カプリッチョ):19世紀(メンデルスゾーン、ブラームス)愉快で気ままな器楽小曲に付けられた名称。
              17世紀(バッハ)にはフーガ形式あり。
幻想曲(ファンタジア): 形式にとらわれず、楽想のおもむくままな曲


オペラ歌劇 英、伊:opera
 
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」
JR東海 などの CM で使われている
 
Polovetsian Dances (「イーゴリ公」から「ダッタン人の踊りと合唱」)
オーケストラのコンサートなどで、オペラとは独立に演奏される
Borodin - Prince Igor - Polovtsian dances
オーボエとイングリッシュホルンによる旋律が有名 
演奏は上手くないが 音の違いは分かりやすい。

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